こちらの記事では、私ぴぇぱりーが「ピェログリフ」を制作するにあたって大前提として考えたことを紹介します。具体的に、どんなことをしたかについてはこちらをご覧ください。
売れるために実践したこと(売れてないけど)
売れるために考えて実践したことは、いくつかあります。それを紹介します。
サビはメロディー調、バースはラップにした
上記の通り、私はあくまでもHipHopなやり方で曲を作るというのを重要視していました。しかし、どんなにhiphopなリアルな曲でも、リスナーに聞かれなければ意味がありません。そこで、サビはメロディー調にしてリスナーを集める(集客)。バースは、ぴぇぱりーオリジナルの歌詞を書くというようにしました。
最低限のクオリティーを保つこと
まず、大前提として現代の音楽というのは音楽を”聞く”ではなく”聴く”に近いと思っています。(特にラップはぜひ”聴”いて欲しいです。)
”聞く”と”聴く”の違いについて、これは有名な話ですが、”聞く”は漢字に「耳」が入っており単にきくことを言います。一方で、”聴く”の漢字には「耳」「目」「心」が入っており、これらで身を入れてきくということです。
では、ラップに当てはめると「耳」「目」「心」は何に当たるでしょうか。
「耳」はビートや音質
「目」はMVの画
「心」はリリックの内容
これらに対応するのではないでしょうか。したがって、これら全てにおいてある程度のクオリティーがある曲を作るべきだと考えています。
逆にこれらのうちどれかが欠けている作品(例えば、SoundCloudにアップするだけ、画像一枚に字幕だけついたMV、マスタリングされていないなど)はそもそもリスナーに”聴”かせることができないと思っています。実際、SoundCloudに絶対ヒットするだろっていう過小評価されている曲たくさんありますよね。これは、リスナーに逆に、”聴”かせることができていないためこうなるのだと考えます。逆に、これらの体裁が取れていないのにヒットする曲とかは尊敬します。
実は、自分のこの考えの参考になった有名なラッパーの方がいます。それは、舐達麻のBADSAIKUSHさんです。BADSAIKUSHさんの思う「良い曲」について
「まず、今まで聴いたことがないくらい、ヤバいビートじゃなきゃダメなんですよ。ビートを選ぶ段階で、俺のなかで120点叩き出した楽曲なら、世間では80点はいってると思うし。ビートが120点だとしたら、あとは自分たちにできる100点を出すだけで、仲間たちの100点は、大体わかるじゃないですか。俺たちの場合は、今3人でつくってるんで、みんな自分のバースで100点出して。」
と述べています。私としては、このビートに加えてMVの動画なども入っていると思っています。自分のようにラップ初心者でラップの点数は低くても、ビートやMVが高得点であれば総合的には良い作品ができると考えています。
舐達麻の作品には、自分が「ヒットするラップを作る」ということを考える際にかなり参考にしました。特に、2020年日本語ラップのシーンで1番ヒットした舐達麻のBuds Montageからはめちゃめちゃ影響を受けています。
こちらでも、自分なりの様々な工夫を紹介しているのでよかったら読んで欲しいです!
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